伝統と技術

金沢の気候と風土が生んだ伝統技術。

伝統と技術

伝統

明治より変わらぬ、家づくり思想

辰巳工務店は明治九年、金沢の宗叔町(現玉川町)にて辰巳又一郎が大工として独立したことから始まります。当時の家づくりは大工の腕ひとつにゆだねられており、施主は「いいのにしておいて」の一言で家づくりを委ねたそうです。こうした人の繋がりの中で、一軒一軒実績を重ね、大正、昭和と代を重ねてきました。昭和7年には広坂通りに金沢能楽堂(現在の石川県能楽堂)を建設、また住宅供給公社では100棟の一般住宅の実績を積むに至りました。

辰巳工務店の伝統

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技術

見えない施工場所こそ確かにつくる

技術は施主様の要望に応えるために、磨かれると考えています。古来大工は曲尺(さしがね)一本で家を作ると言われました。こまやかな感覚で、表目(寸法を測る)裏目(勾配を測る)を使い分け、しなやかな家の骨格を作り上げます。手作り感のある心のこもった設計施工は目に見えない場所でこそ発揮されます。現代ではプレカット技術が進展し、スピーディな加工が可能となりましたが、住まう人の個性に合わせて、確かな施工を行っていきます。

辰巳工務店の技術